観葉植物って皆さん室内に置いてますか?
植物の種類によっては屋外の方が良く成長するものもありますが、
基本室内ですよね。
今回思いがけず屋外に置くことになり、それによって変化した成長を
書いていこうと思います。
屋外に置くことになった理由
今年の夏に初めて観葉植物を屋外に出しました。
今までは外に出しても、夕方には室内に取り込んでいましたが、
4か月ほど屋外でずっと管理していました。
その理由は・・・・・
カイガラムシ!!!
今までハダニには何度もやられていたんですが、カイガラムシは初めてでした。
今年の4月位に何鉢か新たに観葉植物を購入したんですが、どうもその中に
いたようなんですよね・・・
種類はたくさんあるらしく、特定はできなかったんですが、
白くてフワっとしたやつでした。
ハダニにやられてからじっと観察するクセがついていて、
いつものように見ていたら、成長期なのに新芽の展開が無いか、
新芽のまま落ちてしまっている事に気づいて、よく見たら
白いフワっとしたやつがモゾモゾ動いていました・・・
ショックでした・・・
が、はやく処理しなければ、他の観葉植物にも広がってしまいます。
急いで対策法を探し、買ってきたのがオルトランでした。
鉢に撒いておけばその成分を植物が吸収して、カイガラムシが樹液?を吸っても
成長しないようになるらしいです。
散布!!!
カイガラムシがついていたのがベンジャミンバロックでした。
4本程鉢に入っていて、2本と1本ずつに植え替えました。
その2本の方にカイガラムシがいました。
念のため、他の植物達も確認したところ、ベンジャミン・スターライトと
ガジュマルもやられていました。
オルトランは薬剤なので、手袋、マスク、長袖を着てベランダで鉢の淵に散布しました。
結構匂いが独特なので、散布後は3日ほど屋外に置いた方よい、との事だったので、
しばらく様子を見てみました。
予防を兼ねて
3日ほど経過して、そろそろ中に入れようかなと思っていたんですが、
その間もカイガラムシの事を調べていて、まだカイガラムシが発生していなくても、
予防のために散布するとよいとの事でした。
そこで、とりあえず順番に出してオルトランを散布しようと思い、
先に出していたベンジャミン組プラス、ウンベラータやアルテシマ、サンセベリアなど
大きいものから散布を始めました。
室内と屋外での成長の違い
一週間ほど経ち、その間に室内に入れないとな、と思いながらなかなか腰があがらず、
最後には面倒くさくなり、このまま外に置いてみようと思い、
夏に向けて簡易的な日除けを作り、夏から秋まで屋外管理してみました。
その結果・・・
左が室内、右が屋外で成長したベンジャミンバロックです。
室内で育てていた方は一本ずつだったのを2本に植えなおし、植物育成ライト下で管理したものです。
ベンジャミン・スターライトも同様です。
まず、幹の太さが全然違いますね。
背丈も倍以上です。
ベンジャミンバロックの方は葉っぱの付き方がすこし寂しいように感じます。
室内管理の方が葉が密集していて、こんもりとしています。
理由として、
・ベンジャミンバロックの方は、夏場に直射日光に当たる時間が長かった
・かなり寒くなってから室内に取り入れた
・暑すぎた
以上の事が考えられます。
ベンジャミン・スターライトは
・直射日光があまり当たらない明るい場所
・冷え込む前に室内に取り入れた
という違いがあります。
体感としては、今年の夏は地球沸騰化と言われるほどかなり暑かったですし、
夜間も気温が下がらず、10月くらいまで暑い日が続いた事も要因としてあると思います。
ウンベラータは8月前半までは新芽の展開があったのですが、お盆以降ピタリと
動きが止まってしまいました。
屋外に出す前のウンベラータです。
葉もツヤツヤしています。
新芽も展開していますね。
お盆以降は水をやってもすぐに抜けていくし、新芽が出たかなと思ったら大きく展開せず、
奇形の葉がつくようになりました。
植え替えをやるなら寒くなる前に、と思い急ぎ植え替えをしました。
その時ちょうど良い大きさの鉢がなく、二回りくらい大きい鉢に植え替えました。
それから新芽の展開はなく、夜も冷えてくるので室内に取り込みました。
すると・・・
ツヤッツヤの大きい葉が展開しだしました!!!
約20cmほどありました。
その下の屋外で出たであろう葉にはつやもなく、小さく、穴があいたいたり
形が歪んでいるものがありました。
室内に取り込んで一か月半ほどで、4枚の葉が展開しました。
屋外に出してみて分かった事
屋外に出すことで、幹が太くなり、背丈も伸びる
これが今年分かったことです。
おそらく、葉の色や、枝の広がり、葉の展開などかなり成長はあると思いますが、
植物自体の個体差、環境に対しての順応力など様々な条件が重なって
今回の結果になったと思います。
そしてカイガラムシはいなくなり、今のところハダニも発生していません。
室内の何鉢かはハダニが確認出来たので、厳しい今夏の自然条件の中、
少し強くなったのかもしれません。
まとめ
今回のこの結果は、害虫駆除から始まり思いもよらぬ植物の成長を感じられました。
じゃあ、来年の屋外で管理するのかといえば、まだ決めかねています。
屋外で成長したものもありますし、室内に入れてから成長しているものもあるので、
少し変えながらお世話したいと思います。
それにそんなに大きくしたくない、という方は屋外管理はやめた方がいいかもしれません。
時折外の風に当てたり、短時間の日光浴なら問題ないと思います。
それにしても今年の夏は暑すぎました。
観葉植物や他の植物、野菜なども、今までの育て方のセオリーでは
難しくなってくる事もあると思います。
去年はこのやり方でよかったのに、今年はうまくいかない、という事も
出てくるのかな、と思いました。
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