冬の水遣りは鉢内の土が完全に乾いてから更に数日後、など
中々感覚が掴みにくいです。
そこへプラスして、植物の持つ特性や、使用している土、鉢の大きさや材質、
自宅の室温や湿度、風や光の度合いによって
大きく左右されます。
また水遣りと一言でいっても、観葉植物の水遣りを覚えるのに
十年かかると言われている程難しいらしいのです。
私は約3年ほど観葉植物を育てていますが、
同じ植物でも一年経つと大きくなり、植替えなどをすると
昨年の水遣りの頻度や量では追いつかなくなり、
また試行錯誤の日々に突入します。
今回は実際の水遣りの頻度などを紹介します。
自宅の栽培環境 土・鉢・温湿度・置く場所
まず我が家の植物の栽培環境を紹介します。
土の種類
一番最初に使用していた土は百均の土です。
これはコバエ編で書いたのですが、当たりが悪かったのか、
管理が良くなかったかで、コバエが大量発生し、使用中止。
そこからホームセンターや園芸店などで観葉植物用の土を使用しています。
特にこのメーカーというこだわりはありません。
ただ、排水性を良くしたかったので、自分なりにブレンドしていました。
内容は
・観葉植物の土
・軽石(ふるいに掛けて粉塵を取り除いておく)
・鹿沼土(同上)
・多肉植物の土
こんな感じで、植える植物によって
『こんな配分かな~』
と適当にブレンドして植え付けていました。
今はあまりブレンドはせずに、観葉植物の土のみで植え付ける事が多いです。
理由は、鉢の土が中々乾かなかった為、排水性を気にしてブレンドしていましたが、
引越して環境が変わり、日当たりが良くなりました。
その結果、ブレンドするとすぐに土が乾き、春秋の屋外管理をする植物や、
水を欲しがるシダ系のアジアンタムなどの保水性が保てなくなり、
そのまま使用するようになりました。
最初から程よく配合されていると思うので、
植付けの際はマガンプだけ元肥として入れています。
鉢の種類・材質 鉢皿
今現在すべて、プラ鉢を使っています。
初期は百均の陶器鉢も使用していたのですが、やはり土の渇きが良くありませんでした。
鉢底穴が一つで、お茶碗のように土台?がついているものは
やはり乾きが悪く、コバエが発生しました。
(今思うと私の水遣り頻度も多かった気がします)
それからスリット鉢を見つけ、今8割方、それに植替えています。
あと、鉢皿ですが、大きい鉢やスリット鉢以外の鉢の中の土を乾かしたい時は、
天ぷらの油切りに使う網を、鉢皿に渡して乾燥を促しています。
小さい鉢は、鉢皿に溝がついているものを使っています。
これはセリアでスリット鉢と共に購入しました。
室内の温度、湿度
今1月で、雪も降るくらい寒い時期ですが、我が家は朝一番冷え込む時でも
室温は15℃前後です。
湿度はかなり低く、30%台なので加湿器を使用しています。
空気清浄機に加湿機能が付いたもので、60%前後にしています。
喉もお肌も乾燥するので、私も恩恵にあずかっています。
暖房は石油ファンヒーターを使用しています。エアコンの暖かい風が
苦手なので・・・
日中晴れの日は1月でもヒーター無しで20℃以上は暖かくなります。
置いてある場所
南側の掃き出し窓一面に置いてあります。
移動しやすいようにイケアのワゴンを2段にしています。
カーテン越しに日は差しますが、たまにカーテンを開けて日光浴させています。
東側に窓がないので、一部植物育成ライトを使用しています。
(朝日が差し込むまでに時間がかかる、西日は絶好調)
サーキュレーターを、植物に風が直接当たらないように天井に向けて
24時間稼働させています。
窓側と部屋の真ん中くらいの2台です。
ゴールデンポトスの実例
以上の条件下で栽培しているゴールデンポトスの水遣り例です。
まず置いている場所は、東側の棚、植物育成ライト下(1日12時間照射)の
水遣り前です。
なんとなく葉が垂れてきていて、シューン・・・としていますね・・・
真ん中は茎の立ち上がりがありますが、周りは元気がないようです。
持ってみても軽く、スリット鉢から少し覗いている土の色でも
十分乾いている事が分かりました。
水遣り後・・・・・
お分かり頂けますか?
だらんと垂れていた葉がシャキーンとピンピンしています!!!
上から見てもわさわさしていますね。
水遣り後1日経ったくらいの頃です。
新しい葉っぱの先に水滴がついています。
この現象は根から吸収した水分のうち、
葉から蒸散出来なかった水分が葉先につきます。
ポトスを始めとするサトイモ科の植物に多く見られる現象です。
しっかり根から水分を吸収している、元気なサインですね。
まとめ
ポトスは葉がだらんとしたくらいに水遣りをしています。
毎日の観察が必要ですが、水切れのサインが分かりやすく、
またお水をあげた後のいきいきとした姿になるのが、とてもきれいですよね。
冬の水遣りは土が完全に乾燥してから、とういうのがセオリーですが、
ポトスのように水切れが分かりやすいと、管理もしやすいですね。
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