観葉植物トラブル 新芽が枯れる・葉が黄色い・元気がない

トラブル


先日エバーフレッシュの新芽が開きつつある、とブログで書いたのですが、
その後一週間程経った頃に、新芽が枯れているのを見つけました・・・

ショックです・・・

季節柄そんなに活発に動く時期ではないので、新芽の展開もゆっくりだろうなと
思っていたのですが、日を追うごとにどんどん枯れていってしまいました・・・

今回は観葉植物がなんだか元気がない、葉っぱが枯れてきてしまった、など
おそらく皆さん経験があると思いますので、
症状と対策をいくつか調べて、今回のエバーフレッシュの新芽トラブルについて
考察していきたいと思います。

新芽が枯れてしまった



枯れてしまったエバーフレッシュの新芽です。

通常エバーフレッシュは左右対称に手のひらを広げたように葉っぱを展開させるのですが
生き残ったのは片側一枚のみ・・・

その他の葉っぱは展開する前に落ちてしまっていました。
この画像で確認出来るのは2枚程ですが、おそらくこれらも落ちるでしょう。
枯れてしまう前の画像と比較してみます。


ちょっと縮尺が違いますが、枯れる前は5枚程葉っぱが確認できます。
とてもキレイな形で、これから開きますよ、といった感じです。
比べてみると新芽の葉がひょろひょろで、瑞々しさが失われているようです。

原因を探る


新芽が枯れたり、葉が黄色くなったり、しおれてきたり・・・
その原因になりうる要因を調べてみました。

1・水の遣り過ぎ、水不足

一番多く考えられる原因は水の過不足です。
観葉植物の多くは熱帯、亜熱帯に分布しています。
年間を通して平均気温が20度以上、低くても18℃以上あり、
熱帯は雨季と乾季があったり、亜熱帯は冬の季節はあるものの
比較的穏やかな気候となります。
湿度も70%~80%とかなり高いです。

そのような地域で自生している植物を日本で同じように育てるのは中々大変です。
特に冬は本州以北の地方だと、外での冬超しは種類によりますが、
大抵の観葉植物は枯れてしまうものが多いと思います。

冬は特に室内で観葉植物を育てる事になると思いますが、意外と冬の水遣りは難しいと感じます。
春から秋にかけては生育期にあたり、特に屋外で管理していると、
水切れがとても早いです。
夏などは朝と夕方にもあげないとカラカラのまま熱帯夜を過ごす事になるので、
根腐れ等の心配はほとんど無いと思われます。

それに対して冬は休眠期にあたるので、成長も緩慢です。
完全に成長が止まるわけではないので、水遣りは必要です。
冬の水遣りのセオリーは

『土が乾いて更に数日経ってから鉢底から水が出るくらいたっぷりと』

が基本です。
が、中々土の乾き具合を知ることが難しいです。
私の場合は土表面がしっかり乾いている事を確認して、鉢を持って重さで確認します。
それでも自信が無いときは、割りばしを鉢のへりに刺して、中ほどまで入れて
割りばしの湿り気具合で判断します。

この判断の難しさが、水の遣り過ぎや、反対に遣りなさすぎてしまう、という事です。
水を遣り過ぎてしまうと、常に鉢の中のが湿った状態になり
根腐れを起こしやすくなります。
水切れでしおれている場合は水遣りで復活する事が多いですが、
根腐れを起こすと、復活は中々難しいです。

2・日照不足

冬になると曇りの日が多かったり、日差しもそこまで強くありません。
日照時間も短いので、日照不足になりトラブルが出てくる事が考えられます。
室内においても慢性的な光量不足となり、枝や茎だけがひょろひょろと伸びる
『徒長』という現象が起こったりする事があります。
一度徒長してしまうと、伸びた部分は元に戻らなくなり、正常に育った植物と比べると
株自体が弱くなり、害虫や病気に対する抵抗力が弱くなり、
様々なトラブルを引き寄せ兼ねない現象です。

伸びてしまった部分は春ごろに切り戻しを行い、樹形を整えます。
自分の理想の形にカットしましょう。
その際は脇目が出ていればその上でカットします。
植物の種類にもよりますが、時期が合えば枝も葉っぱも全て切り落として
『丸坊主』にする方法もあります。
ガジュマルなどは生命力の強い植物なので、徒長した時や害虫などが付いて
弱った時等、一度リセットしても一年程でしっかりした枝と葉っぱが成長します。

3・暑さや寒さによる環境の変化

観葉植物は前述のとおり一年を通して比較的温暖な気候の地域に自生しています。
方や日本はかなりしっかり四季の違いが分かりやすい地域です。
沖縄などは例外として、本州以北の冬は極寒ですよね。
最近は春と秋が曖昧になってしまって、四季でななく二季になりつつありますよね。

昨年の夏は屋外管理をしましたが、夜間の気温が全く下がらない期間は植物たちの成長が
遅くなったような気がします。新芽が全く展開しなくなったのです。
水は多い時は朝晩2回やっていました。
それが良くなかったのか、鉢が小さすぎたのか、ウンベラータがどうも徒長?したような
感じがします。
他の植物をみても、夏の間成長したであろう部分の節は間延びしています。

そして冬になり寒くなってきたので、室内に取り込んでしばらくすると、新芽が展開し始めました。
節と節の間隔も狭くなっていて、ぎゅっとしている印象です。
おそらく冬とはいっても、室内は暖かく、暖房も加湿器も付けているので、割と条件的には
良かったのかな、と思います。
室内は寒くとも15℃前後ですし、暖房をつけると室温は20℃~23℃くらいで、
湿度は60%くらいです。

それでも一年を通すとかなりの温度変化はありますよね。
人間も温度差が開きすぎると体調を崩したりするので、植物も同じと考えると
出来れば年中一定に保ちたいですね。

4・風

植物が成長するには、『水・光・風』がとても重要です。
水と光は理科の授業で習ったように、光合成をするのに必要な要素ですよね。
観葉植物を育て始めた時、『風』の事は全く頭にありませんでした。
色々トラブルが起き、風という要素が重要だというのを身をもって学びました。
水や光は結構、工夫すれば生育に見合う環境まで持ってくるのは出来ますが、
風の作り方?というのでしょうか・・・
水遣りと同様に、室内で育てる時に風を作るのはとても難しいです。

我が家ではサーキューレーターを24時間稼働しています。
直接植物に風を当てないように天井に向けています。

5・根詰まり

植物を植え替えずにいると、根詰まりを起こします。
植替えの目安は数年に一回り大きいサイズの鉢に植え替えるのですが、
植物の種類や成長によっては一年で植え替える事もあります。

根詰まりは、根が鉢の根底で渦巻状になり新しい根を伸ばせずに水分や養分を
吸収出来ない状態です。サークリング現象とも言います。

根詰まりの兆候として、
・鉢底や土表面から根が出ている
・水遣り後、土に水が染み込んでいかない
・鉢の変形、ヒビが入っている
などがあり、尚且つ、植替えをしていないのであれば、根詰まりの可能性が高いです。

我が家のエバーフレッシュの場合


上記の原因で思い当たるものは、結構ありますが、どれも確証はないのです。
どれも当てはまるような気がします。
消去法だと、2・日照不足はないかな、と思います。
南側の窓際で、曇りや雨の日などは植物育成ライトを当てています。

新芽が枯れ始める前の水遣りがまずかったかもしれません。

他の植物の水遣りの関係で、エバーフレッシュも水遣りをしてしまった事です。
表面は乾いていましたが、持った時に少し重さを感じました。

鉢の中にずっと水が留まった状態が長く、冷えてしまったのではないかと思います。

従って、考えられる原因は、

水を遣り過ぎて、鉢の中に水が冷えてしまった

という事だと思います。

まとめ


観葉植物のトラブルの原因は一つではない事が多いです。
今回は水遣りのタイミングを間違わなければ新芽が枯れる事はなかったかもしれません。

一つ一つトラブルを乗り越えて、観葉植物を元気にわさわさと育てたいですね。


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